一般財団法人 日本農村医学研究会の概要


1.経  過

 長野県厚生連の佐久総合病院では昭和20年代から「こう手」、「農夫症」な
ど、農業従事者特有の健康障害に関する研究を積み重ねていたが、さらに「農
薬中毒」や農機具による「農業災害」、「ハウス病」など、農村特有の疾病へ
の対応が迫られ、その必要性が急速に高まっていた。
 このため、より専門的・総合的な研究機関として、昭和38年7月に佐久総合
病院では、付属施設として「農村医学研究所」を設置した。翌39年11月には、
同研究所を研究機関として、厚生省から財団法人として認可され、「財団法人
日本農村医学研究会」(以下「研究会」)が設立された。
 その後は、昭和43年に秋田県、同46年に福島県および富山県、同48年に北海
道、平成2年に広島県に、それぞれ農村特有の疾病等の研究機関として農村医
学研究所が設置された。


2.構  成

 東京都千代田区に本部を設置し、北海道、秋田県、福島県、長野県、富山
県、広島県には研究所を設置し活動を行っている。

本部住所:東京都千代田区大手町1−3−1

3.活動内容

(1)本 部

  昭和40年から日本自転車振興会の補助金を受け、農村医学研究用機器を整
 備し、6研究所の設備整備を図っている。また、各研究所および関係団体等
 と調整を行い、農村医学の普及に努めている。

(2)研究所

  各研究所において調査・研究項目を設定して研究事業を実施し、日本農村
 医学会学術総会等で報告している。

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